卓上プリンターの印刷音が気になる?オフィスで静かに使うための対策と選び方
2026.08.24
「卓上プリンターの印刷音が気になって仕事に集中できない」「電話中に動作音が重なる」「小型だから静かだと思っていたのに、設置場所によって音が響く」。このような悩みは、プリンターをデスク周りや共有スペースに置く会社で起こりやすいものです。
卓上プリンターの印刷音は、本体の大きさだけで決まるわけではありません。給紙や排紙の動作、用紙の状態、机の振動、印刷設定、連続印刷の仕方によって、同じ機種でも聞こえ方が変わります。
この記事では、卓上プリンターの印刷音が大きく感じられる原因と、オフィスで静かに使うための対策を整理します。導入前に確認したい仕様や、レンタル相談時に伝えるべき条件も紹介します。
この記事の結論
卓上プリンターの印刷音を抑えるには、静音性能だけでなく、机の振動を伝えない設置、適切な用紙、印刷の集中を避ける運用を組み合わせます。まずは音の発生場所と時間帯を確認し、対策の優先順位を決めることが大切です。
卓上プリンターの印刷音が大きく感じる4つの原因
1. 給紙・排紙の動作音
用紙を取り込むときや、印刷後に排紙トレイへ送るときには、ローラーやモーターが動きます。特に印刷開始時の「ガチャッ」という音や、複数枚を連続して送る音は、静かな事務所では目立ちやすくなります。印刷速度が速い機種ほど、動作音が短時間に集中する場合もあります。
2. 机や棚に振動が伝わっている
本体から出る音そのものが小さくても、机の天板や棚板が共鳴すると、低い振動音が広がります。軽いスチール棚、壁際の空洞、デスクの薄い天板などは、音を反射・増幅しやすい環境です。プリンターの下に硬い板だけを置くと、振動が別の場所へ伝わることもあります。
3. 用紙の状態や種類が合っていない
湿気を含んだ紙、反った紙、厚すぎる紙を使うと、給紙ローラーが何度も動いたり、紙送りが不安定になったりします。その結果、通常より動作音が長く続きます。用紙サイズや種類の設定が実際の紙と違う場合も、紙送りの調整に時間がかかることがあります。
4. 印刷ジョブが一度に集中している
会議前や朝一番に複数人が印刷すると、卓上プリンターが連続稼働します。1回の音は小さくても、長時間続けば「うるさい」と感じやすくなります。まずは印刷が集中する時間帯を確認し、機器の性能だけでなく仕事の流れも見直します。
卓上プリンターの印刷音を確認する方法
音の問題を解決するには、感覚だけで機種を交換する前に、どの音が、いつ、どこで発生しているかを切り分けます。次の順番で確認すると、対策が見つかりやすくなります。
| 確認すること | 見るポイント | 考えられる対策 |
|---|---|---|
| 音の種類 | モーター音、振動音、紙送り音 | 設置・用紙・機器の状態を確認 |
| 発生する時間 | 開始時だけか、印刷中ずっとか | 連続印刷や設定を見直す |
| 設置場所 | 壁際、棚、デスク上、床置き | 共鳴しにくい場所へ移す |
| 印刷条件 | 用紙、片面・両面、カラー設定 | 仕様に合う設定へ変更する |
印刷開始時だけ音が出て、その後は静かな場合は、給紙や本体の置き方を確認します。一方、印刷中ずっと音が続く場合は、連続印刷の量や印刷方式が業務に合っているかを見直します。
設置場所で卓上プリンターの印刷音を抑える
壁や薄い棚から少し離す
壁や棚に本体を密着させると、振動や音が反射しやすくなります。背面・側面の排熱や給紙に必要なスペースも確認し、取扱説明書の範囲内で周囲に余白を設けます。壁から離せない場合でも、硬く共鳴する面に直接置かないだけで、聞こえ方が変わることがあります。
防振マットは厚さと安定性を見る
本体の下にゴム系の防振マットを敷くと、机への振動伝達を抑えられます。ただし、柔らかすぎるマットは本体が揺れたり、給紙時に位置がずれたりします。プリンターの重量に耐え、四隅が安定するものを選びます。滑り止めだけを目的にした薄いシートでは、振動対策として十分でない場合があります。
人が長く滞在する場所から離す
電話席や集中作業の席のすぐ横に置くと、音量が同じでも負担を感じやすくなります。利用者が取りに行きやすい場所を保ちながら、会話や集中作業の中心から少し外すことも有効です。設置場所を決めるときは、音だけでなく、用紙補充や印刷物の回収動線も一緒に確認します。
用紙と設定を見直して印刷音を減らす
印刷音が気になるときは、本体を買い替える前に用紙と設定を確認します。卓上プリンターは給紙部が小さいため、用紙の状態による影響が出やすいことがあります。
- 湿気や反りの少ない用紙を使い、必要以上に大量保管しない
- 本体が対応する用紙サイズ・厚さ・種類を確認する
- ドライバーの用紙設定と、実際にセットした紙を合わせる
- 給紙トレイへ紙を詰め込みすぎず、規定量を守る
- 反った紙や一度印刷した紙を、通常印刷へ混ぜない
両面印刷や厚紙印刷では紙が本体内部を通る時間が長くなり、音が続くことがあります。両面が必要な文書と、短時間で出したい確認資料を分けるなど、目的に合った設定を使い分けます。紙詰まりが頻発する原因と対策も、用紙と給紙の見直しに役立ちます。
オフィスで静かに使うための印刷運用
印刷を集中させない
会議直前に大量印刷が発生する場合は、資料作成の完了時間を少し前倒しし、印刷を分散させます。印刷待ちの列ができると、連続動作音だけでなく、紙の取り出しや再印刷の音も増えます。印刷予約のルールを決めるだけでも、ピークを抑えられます。
静かな時間帯の印刷を避ける
早朝、昼休み、電話対応が集中する時間帯など、音が目立つ時間を把握します。急ぎでない印刷は時間をずらし、必要な印刷だけを優先します。ただし、印刷を我慢するルールにすると隠れて印刷する人が出るため、例外や緊急時の扱いも明確にします。
異音と通常音を区別する
以前より音が大きくなった、周期的な音が出る、紙を送るたびに引っかかるなどの変化がある場合は、単なる音量の問題ではありません。用紙の詰まりやローラーの汚れなど、トラブルの前兆の可能性があります。異音を放置すると、印刷停止や紙詰まりにつながることがあるため、早めに状態を確認します。
卓上プリンターを選ぶときの静音確認項目
導入前に比較する場合は、「静音」と書かれているかだけでなく、実際の業務条件に近い情報を確認します。メーカーや機種により測定条件が異なるため、数値だけで優劣を決めないことも大切です。
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 動作音・音圧の表示 | 測定条件と、印刷中・待機中の違いを確認する |
| 対応用紙 | 厚紙や特殊紙を使う場合の給紙音を想定する |
| 連続印刷の性能 | 音が長時間続く業務に合うか確認する |
| 設置条件 | 必要な余白や安定した台を用意できるか見る |
可能であれば、実機を通常の用紙と想定枚数で動かし、近くの席で聞こえ方を確認します。短時間のデモだけでは分からない連続動作音や、排紙時の振動も確認できます。
環境配慮も含めて機種を比較する場合は、EPEATの製品情報も参考になります。
卓上プリンターのレンタル相談で伝えること
レンタルを相談するときは、印刷枚数だけでなく、音が問題になる環境を具体的に伝えます。次の情報があると、卓上型の中でも業務に合う機種や設置方法を検討しやすくなります。
- プリンターから席・電話スペースまでのおおよその距離
- 音が気になる時間帯と、連続印刷の有無
- 月間枚数と、1回あたりの印刷枚数
- A4・A3、普通紙・厚紙などの用紙条件
- 設置できる台の幅・奥行き・耐荷重
- 音以外に困っていること(紙詰まり、速度、置き場所など)
小型プリンターは設置しやすい一方、置き場所や使い方の影響を受けやすい機器でもあります。音だけでなく、印刷量や用紙、設置スペースをまとめて相談すると、導入後のミスマッチを減らせます。プリンターレンタルの適正台数も、共有範囲や設置場所を考える際の参考になります。
卓上プリンターの印刷音対策チェックリスト
- 音が給紙・排紙・振動のどこから出ているか確認する
- 壁や薄い棚に本体を密着させていないか確認する
- 防振マットで本体が不安定になっていないか確認する
- 用紙の湿気、反り、厚さ、設定を確認する
- 印刷が集中する時間帯と枚数を把握する
- 異音や紙送りの変化を通常音と区別する
- 導入前に動作音・設置条件・連続印刷を確認する
まとめ
卓上プリンターの印刷音は、本体の性能だけでなく、設置場所、机への振動、用紙の状態、印刷の集中によって大きく感じられます。まずは音の種類と発生時間を確認し、設置・用紙・設定・運用の順に見直すと、買い替えずに改善できる場合があります。
導入や入れ替えを検討するときは、静音性能だけでなく、実際の用紙・印刷量・席との距離・設置台まで含めて比較することが大切です。卓上型プリンターの印刷音や設置条件、レンタルに適した機種を確認したい場合は、ぜひ下記のお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

