中古プリンターの落とし穴|安さの裏にある“見えないデメリット”と正しい選び方
2025.12.16

中古プリンターは、新品と比べて初期費用を大幅に抑えられるため、導入しやすい選択肢として人気があります。
しかし、その裏には「見た目の価格だけでは判断できないコスト」や「使用して初めて発生するトラブル」が潜んでいることも多く、購入後に想定外の出費につながるケースが少なくありません。
印刷品質の低下、部品の摩耗、突然の故障、サポートの有無など、表面からは分かりにくいリスクを把握しておくことは非常に重要です。
この記事では、中古プリンターにありがちなデメリットを具体的に整理し、導入前に気をつけるべきポイントをわかりやすく解説します。
さらに、中古以外の選択肢として、トータルコストを抑えつつ安心して使える“レンタルプリンター”という方法についても触れていきます。判断材料の一つとして活用してください。
中古プリンターが選ばれる理由
中古プリンターが多くの企業や個人に選ばれる背景には、主に「初期費用の低さ」と「導入までのスピード感」があります。新規事業の立ち上げや、小規模オフィスの設備導入など、コストを抑えたい場面では特に選ばれやすい傾向があります。
とはいえ、“安く導入できる”という魅力だけで判断してしまうと、後になって重要な要素が見落とされていたことに気づくケースもあります。まずは、中古プリンターが支持される理由を整理しておくことが、適切な判断につながります。
✧ 初期費用の安さ
新品プリンターの購入には、一定の初期投資が必要です。
対して、中古プリンターは新品の半額以下で購入できることも多く、導入時の負担は大幅に軽減されます。特に「今すぐ印刷環境を整えたい」「少ない予算で設備を揃えたい」という状況では、中古のメリットが際立ちます。
ただし、ここで注意すべきなのは “初期費用の安さ=トータルコストの安さではない” という点です。内部部品の状態や寿命は外から判断しづらく、導入後に追加コストが発生する可能性があります。
✧ 手軽に導入できる
中古プリンターは在庫が確保されていることが多く、導入までのスピードが速い点も評価されています。新品のように取り寄せ期間が発生しにくく、「必要なときにすぐ使える」という手軽さがあります。
小規模事業の立ち上げ、短期のプロジェクト、仮設オフィスなど、即時性が求められる場面では使いやすい選択肢です。
ただし、導入の“速さ”を優先しすぎると、機能・印刷速度・耐久性などの本来チェックすべきポイントが後回しになり、結果として想定外のトラブルにつながることもあります。
中古プリンターのデメリット① 短期間で故障リスクが高まる
中古プリンターを検討する際、最も注意すべき点が「故障リスク」です。新品と違い、前の利用環境や使用状況が完全には分からないため、導入直後に不具合が起きるケースも少なくありません。
見た目はきれいでも、内部の摩耗や劣化が進んでいることが多く、短期間で想定外のトラブルにつながる可能性があります。
✧ 部品の寿命が近づいている可能性が高い
プリンター内部には、ローラーや定着ユニット、転写ベルトなど、印刷品質に直結する消耗部品が数多く存在します。
中古プリンターの場合、これらの部品が既に寿命に近い状態であることも多く、印刷枚数が少なく見えても、環境によって劣化が進んでいるケースがあります。
特に以下のような状況は中古プリンターでよく見られます。
- ローラーの摩耗による給紙不良
- 定着ユニットの劣化による印字のかすれ
- 内部の汚れ・摩耗による紙詰まりの増加
新品同様に見えても、中身の状態は大きく異なる点が、中古の難しさです。
✧ 修理費が新品より高くつくケースがある
中古プリンターは本体価格こそ安いものの、故障が発生すると修理費が高額になる場合があります。
理由はシンプルで、メーカー保証が切れているため、修理代がすべて自己負担になるためです。
特にビジネス用プリンターは部品単価が高く、定着ユニットやドラムの交換だけで本体価格を超えることも珍しくありません。
「本体2万円で買ったのに、修理見積は3万円以上だった」という例は、現場でもよく耳にします。
✧ メーカー保証が受けられずサポートが限定的
中古プリンターは、多くの場合メーカー保証期間がすでに終了しており、サポート対象外となります。
そのため、トラブル時の対応が遅れたり、修理受付自体を断られるケースもあります。
サポートを受けられない状況は、業務用として使用する場合に特に大きなリスクです。
- いつ直るかわからない
- 代替機がなく業務がストップする
- 原因の切り分けができない
こうした「止まってしまうリスク」は、見落とされがちな重要ポイントです。
中古プリンターのデメリット② 印刷品質が安定しにくい
中古プリンターは、外観上は問題なく見えても、内部の状態によって印刷品質が大きく変わります。特に、前の使用環境やメンテナンス状況が不明なまま導入した場合、日によって仕上がりが変わる、色が安定しない、といった現象が起こりやすくなります。
印刷物の品質は、社内資料や顧客向け資料の信頼性にも関わるため、業務用途では無視できないポイントです。
✧ トナー・インクのムラが発生しやすい
中古プリンターでは、ドラムや転写ユニットなどの消耗部品が劣化していることがあり、これが印字ムラの原因になります。
よく見られる症状としては、次のようなものがあります。
- 色が薄い・濃い部分が一定間隔で現れる
- 全体がかすれたような仕上がりになる
- カラーが正しく再現されない
これらは部品交換が必要なサインですが、中古機では導入段階でこの状態が隠れている場合もあります。
✧ 内部の摩耗による細かなトラブル
内部のローラーやギアが摩耗していると、印刷の途中で紙が斜めに送られたり、紙詰まりが頻発することがあります。
中古プリンターは前の利用者がどれだけヘビーに使用していたかがわからないため、使用開始後にトラブルが一気に表面化するケースもあります。
紙詰まりを繰り返す → 作業が止まる → 時間コストが積み重なる
という悪循環が起こりやすく、業務効率に直結する問題です。
✧ 写真やカラー印刷で品質の差が出やすい
高精細な写真印刷やカラーチャートの再現には、プリンター内部の精度が必要です。
中古プリンターでは、微妙な調整が上手く働かず、以下のようなズレが生じることがあります。
- 色味がくすむ
- 細部がにじむ
- 均一なグラデーションが再現できない
社外資料やプレゼン資料を多く扱う企業では、印刷品質のばらつきが信用問題につながるケースもあります。
中古プリンターのデメリット③ ランニングコストが読みにくい
中古プリンターは、購入時の価格が安い反面、運用を続ける中で発生するコストが読みづらい点が大きなデメリットです。
内部部品の劣化や精度の低下によって、印刷トラブルが増えたり、消耗品の消費が早まったりすることがあり、最終的な費用が新品以上になるケースも珍しくありません。
「本体価格は安かったのに、気づけば総支出が増えていた」というのは、中古プリンターでよく起きる問題です。
✧ トナー・インクの消費が早くなりやすい
内部ユニットが劣化していると、適切な定着処理ができず、トナーやインクの消費が増えることがあります。
よくある例としては…
- 本来より濃く印刷されやすい
- 無駄なベタ塗りが発生する
- 調整のために余計なクリーニングが走る
トナーやインクはランニングコストの大きな割合を占めるため、この“ちょっとした消費増”が積み重なると、想定よりも高額になります。
✧ 紙詰まりや印刷エラーで“やり直し印刷”が増加
中古プリンターでは、摩耗したローラーやガイド部分のズレによって紙詰まりが起きやすくなります。
エラーが発生するたびに作業が止まり、印刷をやり直す必要が生じるため、紙・トナー・時間のすべてが余計にかかります。
業務効率を考えると、この「見えないコスト」は非常に大きく、社員の手が止まる時間も実質的な損失になります。
✧ 数ヶ月後に総コストが上回るケースがある
中古プリンターは、初期費用こそ安いものの、以下のような追加支出が重なるパターンがあります。
- 部品交換費(ドラムユニット、定着器など)
- 修理費(メーカー保証なし)
- 消耗品費の増加
- 業務停止による人件費ロス
結果として、新品より総コストが高くなるケースや、レンタルのほうが圧倒的に安かったケースも少なくありません。
コストを抑えるつもりが、逆にコストが膨らむ――
これが中古プリンターの「見えにくい落とし穴」のひとつです。
中古プリンターで後悔しやすいポイント
中古プリンターは価格の魅力から選ばれやすいものの、運用が始まってから「想定していたのと違う」と感じるケースが多く見られます。ここでは、実際によく相談される後悔ポイントを整理し、検討段階で押さえておくべき注意点を明確にします。
✧ 「初期費用は安かったのに、結果として高くついた」
中古プリンターで最も多い後悔がこれです。
本体価格を安く抑えられたとしても、以下のようなコストが後から重なり、最終的に新品やレンタルより高くなるケースがあります。
- 突然の修理費
- 消耗品の交換費用
- 印刷トラブルによる業務停止
- 印刷品質の低下による再印刷の増加
購入時に想定していた費用との差が大きくなりやすく、「最初から別の選択肢にしておけばよかった」という声につながりやすい部分です。
✧ 故障時の対応が遅れ、業務に支障が出る
中古プリンターはメーカー保証が切れていることが多いため、故障時の対応がスムーズに進まないことがあります。
- 修理依頼の受け付けができない
- 部品の在庫がなく、修理に時間がかかる
- 代替機が用意されない
こうした事態は、特に業務用途では致命的です。
プリンターが止まるだけで、見積書・請求書・社内資料の作成に影響が出てしまい、仕事全体のスピードが落ちてしまいます。
✧ 複数台導入するとリスクが増幅する
小規模な利用であれば許容できた不具合も、複数台の中古プリンターを導入するとリスクが倍増します。
- 故障の発生率が高くなる
- 予備機の確保が必要になる
- 管理やメンテナンスの手間が増える
特に、オフィス全体で中古プリンターを揃えた場合、業務の安定性に大きな影響が出ることがあります。
中古プリンターが向いているケース/向かないケース
中古プリンターは、すべての利用者にとって最適な選択肢というわけではありません。
用途や印刷量、求める品質によって“向いているケース”と“避けるべきケース”がはっきり分かれます。
ここで一度、自社の利用状況と照らし合わせて判断することが大切です。
✧ 中古プリンターが向いているケース
以下の条件に当てはまる場合、中古プリンターは選択肢として成立します。
● 印刷量が少なく、負荷の軽い利用が中心
数日に数枚程度の印刷であれば、機器の負担も少なく、中古でも大きな問題が起きにくい傾向があります。
● 一時的な利用や短期間のプロジェクト
短期イベントや仮設オフィスなど、利用期間が明確で、継続的な安定稼働を求めないケースでは中古のメリットが活きます。
● 高精細印刷やカラー品質が不要
社内メモや簡単な出力が中心で、品質よりコスト重視の場合は中古でも十分です。
✧ 中古プリンターが向かないケース
以下のケースでは、中古プリンターは推奨されません。
トラブルや品質低下による影響が大きいため、中古特有のリスクがそのまま業務の損失につながりやすい領域です。
● 毎日、一定量以上の印刷を行う
部品が摩耗している中古プリンターは、連続稼働に弱く、紙詰まりやエラーが発生しやすくなります。
請求書や領収書を大量に出力する業種では特に不向きです。
● プレゼン資料や顧客向け資料で高品質が求められる
色味の安定性がない中古プリンターでは、資料の印象が左右され、信用に関わる可能性があります。
● トラブル時の止まる時間が許されない業務
メーカー保証が切れている中古機は、修理に時間がかかりがちです。
すぐ直らない=業務停止につながるため、安定稼働が必須の職場には適しません。
● オフィス全体で複数台を運用する
中古機を複数台導入すると、故障リスクが積み重なり、保守管理が複雑になります。
新品リースとの比較で見えるポイント
中古プリンターを検討する際には、「新品リースと比べて本当にお得なのか」を確認することが重要です。
初期費用だけを見ると中古のほうが安く見えますが、運用コスト・故障リスク・サポート体制まで含めて比較すると、結果が大きく変わることがあります。
ここでは、両者を判断する際に押さえるべきポイントをまとめます。
✧ 初期費用と総コストの違い
中古プリンター
- 本体価格が安く導入しやすい
- ただし、故障や部品交換が発生した場合は全額自己負担
- 長期運用で予想外の支出が増えることがある
新品リース
- 初期費用がゼロ、または非常に低い
- 月額料金に保守やサポートが含まれることが多い
- 長期間使うほどコストが安定し、予算を立てやすい
“導入コスト”では中古が有利ですが、“総コスト”ではリースのほうが安くなるケースも多くあります。
✧ 保守体制とサポートの差
中古プリンター
- メーカー保証が切れていることが多い
- 修理受付できない場合や、対応まで時間がかかることがある
- 代替機が用意されないケースがほとんど
新品リース
- 故障時の修理や部品交換がサポート内で完結
- 定期メンテナンスが含まれることもある
- 業務停止のリスクを最小限に抑えられる
プリンターは“止まると困る”代表的な業務機器のため、サポート体制の差は非常に重要です。
✧ 印刷品質・安定性の違い
中古プリンター
- 部品劣化により品質が不安定になりやすい
- 色味や解像度が低下しやすい
- 高品質印刷が求められる場面では向かない
新品リース
- 常に最新の状態で利用できる
- 高精細印刷や大量印刷でも安定
- 企業向け資料・顧客資料の印刷品質に大きな差が出る
長期的に見て“業務品質に影響するかどうか”を考えると、新品リースの安定性は大きな強みです。
中古以外の選択肢 “レンタルプリンター”という解決策
中古プリンターは導入コストが低く魅力的ですが、故障リスクや品質の不安定さといった課題があります。
一方、新品リースは安定性が高いものの、長期契約が前提となり、費用も一定以上かかります。
その中間に位置し、実務面でもバランスが取れているのが 「レンタルプリンター」 という選択肢です。
初期費用を抑えながらも、安定稼働とサポートの両方を確保できるため、中小企業でも採用が増えています。
✧ 初期費用ゼロで導入できる
レンタルプリンターは、購入費が不要で月額料金だけで始められます。
中古プリンターのように“安い本体を買って後から修理費が発生する”といったリスクもありません。
- 購入予算が限られている
- 事業立ち上げ期で出費を抑えたい
- 機器選定に迷いたくない
こうした場面でも導入しやすく、導入スピードも速い点が特徴です。
✧ 故障時の無料交換でリスクがほぼゼロ
中古プリンターの最大の弱点である「故障リスク」。
レンタルプリンターではこの部分が大きく改善されます。
- 故障時は無料で交換
- サポート窓口で相談できる
- 業務停止を最小限に抑えられる
“トラブルが起きたら費用が発生する”という中古特有の不安がなく、安心して運用できます。
✧ 印刷量に合わせて最適な機種を選べる
中古プリンターは選択肢に限りがありますが、レンタルでは用途に応じた機種選定が可能です。
- 毎日の印刷が多い
- カラー品質が必要
- 在庫書類を大量印刷する
- ほぼモノクロ運用
こうした印刷スタイルに合わせて最適な機種を提案してもらえるため、運用コストを無駄なく抑えられます。
✧ 中古よりも結果的に費用を抑えられるケースが多い
中古プリンターの“安さ”は魅力ですが、運用中に生じる追加費用を考えると、トータルで高くつくことがあります。
レンタルプリンターは月額制で費用が明確なうえ、トラブル対応が含まれるため、予算管理がしやすいのが大きなメリットです。
実際に、「中古機の修理費が続き、レンタルに切り替えた」という相談は珍しくありません。
✧ウルトラプリントも選択肢の一つとして
大きな特徴のひとつとして、
ウルトラプリントにも、初期費用ゼロ・故障時無料交換が含まれています。
中古のリスクを避けながら、必要な台数と印刷量に合わせて機種選定ができるため、実際の運用に即したコスト管理が可能です。
中古と新品の中間ではなく、“リスクを抑えた実務的な選択肢”として利用されています。
中古プリンターを選ぶ前に比較したいポイント
中古プリンターは、初期費用を抑えたい場面では確かに魅力的な選択肢です。
ただし、「本体価格の安さ」だけで判断してしまうと、運用の中で負担が大きくなるケースがあります。
検討する際は、以下のポイントを比較することが重要です。
✧ 比較すべきポイント
● ① 故障リスクとサポート体制
中古は保証外が多く、故障時の費用や対応スピードが大きく異なります。
“止まると困る”環境では、この差が最も大きな影響を及ぼします。
● ② 印刷品質の安定性
中古は部品の摩耗により品質が不安定になりがちです。
特に写真・カラー資料が多い場合は慎重な検討が必要です。
● ③ ランニングコストの見通し
本体価格は安くても、消耗品の増加や修理費用が重なると、総コストが予想以上になることがあります。
● ④ 利用目的・印刷量との相性
軽度の利用なら中古でも十分ですが、業務の中心に印刷がある場合は安定性の高い選択肢のほうが適しています。
✧ “中古だけが選択肢ではない”という視点が大切
中古プリンター、新品リース、レンタルプリンター。
どの選択肢にもメリットとデメリットがあります。
重要なのは、「どれが安いか」ではなく、「どれが業務に合っているか」 を基準に比較することです。
短期的な費用だけでなく、運用中のトラブル・時間コスト・安定性まで含めて判断することで、後悔のない選択につながります。
✧ 迷ったときは、印刷量や用途を基準に考える
- 月間印刷量が多い
- カラー印刷が必要
- 業務停止を防ぎたい
こうした環境では、中古よりもリースやレンタルのほうが適しているケースがほとんどです。
一方で…
- 印刷量が少ない
- 一時的な利用
- 最低限の印刷品質で十分
といった状況では、中古プリンターも選択肢に入ります。
✧ ウルトラプリントのようなレンタルサービスも比較対象に
コストを抑えつつ、安定性やサポート体制も確保したい場合は、
レンタルプリンターという選択肢 が非常に現実的です。
ウルトラプリントのように
・初期費用ゼロ
・故障時の無料交換
・印刷量に合わせた機種選定
が揃っているサービスは、中古の弱点をほぼカバーできます。
中古プリンターには確かに魅力がありますが、用途や印刷量によって最適な選択肢は大きく変わります。
もし「自社の場合はどれが合っているのか」「総コストを比較してみたい」といった疑問があれば、状況に合わせた機種選定や費用のシミュレーションも可能です。
印刷環境は一度整えると長く使う設備だからこそ、慎重な判断が大切です。
迷ったまま導入してしまう前に、一度ご相談いただくことで、無駄のない最適な構成をご提案できます。
印刷環境の見直しを検討している場合は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

